現代に舞い降りた天使たち

□ スポンサー広告 □

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


* 「スポンサー広告」目次へ戻る
*    *    *

Information

□ 現代に舞い降りた天使たち[SpinoutStory's] □

GUY と MAYA

[セイント・ビースト] ブログ村キーワード
[SaintBeast] ブログ村キーワード
『現代に舞い降りた天使たち』第8弾
 ガイとマヤの日常的な出来事からスタートするお話です。
 ……はい、日常的……ね(苦笑)
 こんな毎日なら、レイさんの嘆きもわかろうというもので^^;

 え? どんな話かって?
 それは読んでからのお楽しみ^^


 では、↓のリンク 「≫ Read More...」 をクリックして読んでくださいね❤

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆GUY と MAYA
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「やっべー! 遅刻だー!!」
「早く早くー! バス来ちゃうよー!!」
急いで玄関を出て行くふたつの影。
それを、ため息をつきながら見ている人。
「やれやれ。もう少し早く起きれないものですかねぇ? いつものことなのに」
そんな呟きの様を、笑いながら見てる人がもうひとり……。
「確かにな。もう少し早く寝ることも覚えないと、無理だろうな」
「ゴウだって、ガイよりも遅く寝ているんでしょう? 無理に早起きしなくても……」
「いやぁ、つい。な」
そう言って笑いながら、二人の走っていく後姿を見送っていた。
「大体、毎朝のあいつらのどたばたを聞いていれば、否が応でも目が覚めるってものだよ」
「そうですか? その割にはユダやパンドラは起きてこないようですけれど」
言いながら、家の奥の方を見る。
「まぁ、あいつらはそう言う体質なんだ。仕方ないさ。それにユダの部屋は上だから聞こえないだろうしな」
苦笑しながら答えると、誰かが歩いてきた。
「ふぁ〜。あ、おはよー」
あくびをしながら、やってきたのは……。
「はは。おまえも、起こされた口か? シヴァ」
「ん? まーね。あの騒ぎの中で起きないなんて、本当パンドラもパールもどういう神経してるんだか。感心しちゃうね」
やれやれと言った感じで、首を振る。
「ま、おれたちとは違うって事だな」
「そーなのかな? まぁ、パンドラは朝に弱いって言ってたからなー。目が覚めてても、起きれないのかもしれないな」
少し思い出すような顔をしながら、部屋の扉を見つめている。
「だろうな。さて、ひと運動してくるかな」
腕を一振りしていると、反対側の腕を掴む感触があった。
「待ってください。ゴウ」
がしっと捉まえて放さないぞと言う面持ちで、真剣な顔をしている。
「ん? なんだ、レイ」
「こんな時間なんですから、朝食が先です」
「いやぁ、食べた後に動くって言うのはなぁ……」
「じゃあ、今日は鍛錬抜きにしてくださいっ!」
「どうしてそうなるんだ?」
困惑気味なゴウの顔。
「いつもいつも、朝がなかなか片付かないじゃないですか。いろいろやることがあるというのに」
「いや……。そりゃ、すまない」
「すまないと思うのなら、ちゃんとしてくださいっ」
「珍しく、ゴウがやり込められてる……」
ある意味感心したような声音で、シヴァが呟いた。
「解った解った。今日は今食べるよ」
「解ったんなら良いです。じゃあ、ほら。早くしてください。シヴァも」
「えっ? ボ、ボクもぉ?」
「当たり前です。朝食抜きで過ごすつもりですか?」
「……解った。食べるよ」
「よろしい。ほら、行った行った」
「解ったから、押すなって。こら、レイ」
「はいはい、急いでください」


「おはようございます。ゴウ、シヴァ」
「おう、おはよう。シン。おまえも相変わらず早起きだな」
「私は定時出勤ですからね。朝もそんなにのんびりはしていられないんですよ」
「ある意味大変だよな」
「まぁ、慣れましたけれどね。ゴウこそ、深夜のお仕事しているのに、こんなに早く起きて良いんですか?」
「朝のいつもの賑やかさで目が覚めたんだ。そうしたら、レイが……」
「なんですか? 朝食は健康の基本じゃないですか。ちゃんと食べないと体が持たないでしょう?」
「これだからな」
小声でシンに耳打ちし、笑っている。
「でも、レイの言う事も一理あるわけですから。ここは従うべきでしょうね」
「シンまで……。この家には、おれの味方がいないみたいだ」
大仰に天を仰ぐような仕草をし、頭を抱えた。
「そんなことしても、やるべき事はやってもらいますからねっ!」
「……はいはい」
ため息をつきながら肩を竦め、諦めたように笑みを漏らしていた。


「それにしても、ガイの寝坊はどうにかならないのでしょうかね?」
食事をしながらレイがため息を付く。
「夜中はおれもいないからな。誰も怒るやつがいないからだろうな」
「そうですねぇ。それがまずひとつの原因でしょうかね?」
「でも、いつもはマヤと一緒に寝てるんじゃなかったっけ?」
「どうやら、ひとりで起きていて、夜中のアニメとかを見ているらしいんですよ」
「それは……起きれなくなりますね。間違いなく」
額に手を当て、やれやれと言った風に、首を横に振った。
「だな」
本当に苦笑するしかなかった。
「自覚が無さ過ぎるんじゃないの? ガイは。自分が大学生だってことに」
「そう、かもしれませんねぇ……。嘆かわしい事ですが」
はぁと盛大に大きなため息を付いてしまうレイ。
「マヤは、ちゃんと朝起きてくるというのに……」
「多分、マヤは夜更かしにならない程度にきちんと寝ているんだろう。だから朝もきちんと起きれるんだ。キラといる時も、そうでない時も、そう言う部分はきちっとしてる」
「ガイにも見習って欲しいところですけれどね」
「簡単に見習えるのなら、こんなところで会議みたいにしなくてもいいんじゃない?」
「ま……まぁ、そうですよね」
シヴァに言われて、少し困惑気味になるレイ。
しかし、そんなシヴァに異議を唱えるのは、ゴウだった。
「そんな事ないぞ? おれたちがこういう風に話し合って最善策を決めてやるのも、大人の仕事だ」
「ふーん。大人のねぇ」
「その中に、おまえも入っているんだぞ? シヴァ」
「えっ? ボクも? どーしてさ? ボクは関係ないよっ?」
「一緒に暮らしてるようなものなんだから、少しは協力しろ」
「……そう言われると、返す言葉も無いけど。だからって、横暴だろ?」
「横暴? それは違うだろ?」
ゴウとシヴァのやり取りを微笑ましく見ていたシンが、ふと時計に目をやった。
「あぁ、私もそろそろ行かなければ。すみません、中座してしまいますが、また後ほどお話しましょう」
「ちぇっ。シンは良いよな。逃げられて……」
「別に逃げるわけじゃありませんよ。時間が迫っているのですから仕方ありません」
「そうだ。シンは仕事があるんだから仕方がない。ま、気をつけて行ってこい」
「そうですね。いってらっしゃい」
「はい。では、行ってきます」
「……いってらっしゃい」
ぼそっと呟くようにシヴァが言った。
その声に、ちょっと驚くような顔をするも、すぐに破顔する。
「ありがとうございます。シヴァ」
「別に、礼を言われる事じゃあないよ……」
「嬉しいですよ。シヴァにそう言ってもらえるだけで」
「い、いいから行けよ。遅刻するぞ」
「はい。行ってきます」
そう言いながら、くすくす笑っていた。



「ふぁ〜。ねみ〜」
「もぅ。だから早く寝なって、いっつも言ってるじゃないか」
「だってよー」
「だって――じゃないよ。学校あるの知ってるのに、夜中のアニメ見てるんだもん」
「これがさ、おもしれーんだよ! いろいろあってさー」
「ビデオとかに録れば良いじゃない。後でゆっくり見れば……」
「いや、これがリアルタイムで見るのが良いんだよ。だから、ついつい……」
「そーかな? あんまり変わらないと思うけどなー」
「まー、マヤにはわかんないよなー」
「面白いのは解るよ。僕だって観たいと思うもん。でも、学校のある時は、やっぱり控えようって思うし……」
「相変わらず、真面目だなー。マヤは」
「真面目が悪い事だとは思わないけどな。ボク」
「ま、悪くは無いな」
「でしょ?」
「ん〜。でも、やっぱ、やめらんねー」
「ガイってば……。今度遅刻しそうになっても、待っててやんないよ?」
「お? そーきたか……それはまた困るな……」
「だったら、何回かに1回くらいは早く寝なよー」
「う〜ん……。まぁ、検討しておくわ」
「検討じゃなくてさー」
なおかつ何か言おうとしているマヤに、ガイは別の話題を持ちかけた。
「それより次の授業、なんだっけ?」
「え? ボクは倫理だな」
「なんでぇ、違うゼミの時間か……」
「ガイは?」
「オレ? オレは昼寝」
「ガーイーっ!」
「わっ! た、タンマ!! 嘘だよ、冗談ですっ!」
「まったく……ほら」
「ん?」
「冷たいコーヒーでも飲んで、すっきりしなよ」
「あぁ、さんきゅー」
冷たいコーヒーを一気に飲んで、一息つく。
「ぷはーっ! あ〜、目が……覚めない……ぐー」
と言いながら机に突っ伏した。
「ちょっと、ガイ……ふざけないでよ……。もう、背中に氷入れちゃうぞ」
小さく言ったその言葉に、ガイはガバッと跳ね起きた。
「うわっ! それはやめ……」
「だったら、ちゃんと起きる!」
「……はい……」
何かしゅんとしたようなガイの顔が、マヤの笑いを誘っていた。



果たして、このあとガイは朝きちんと起きれるようになったかどうか……。
それはまたの機会にでも語ることとしよう。
ガイのアニメ好きが治らない限り、少々見込みが薄いような気もするが。
もしかすると、“大人たち”が何か対策を考えたかもしれない……。
それはどんなのなのか――それをしばし待つこととしよう。

* 「現代に舞い降りた天使たち[SpinoutStory's]」目次へ戻る
*    *    *

Information

Date:2008/07/03
Trackback:0
Comment:0
Thema:『現代に舞い降りた天使たち』 - 【S・B】
Janre:小説・文学

Comment

コメントの投稿








 ブログ管理者以外には秘密にする

Trackback

TrackbackUrl:http://saintbeast623.blog50.fc2.com/tb.php/13-aa07b0b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2ブログ
+